子どもたちの「くらし力」をつける
人との競争や、せかされたり「できること」を求められる時代。
異年齢保育を通して日々のくらしを大事にし、思いやりと助け合う心を育てたいと考えます。
無条件に受け入れてもらい、かわいがってもらうことをたくさん経験したこどもは、自分を率直に出せ、自分らしく振る舞えます。
安心して生活を送れることは、自分だけのことを考えるのではなく、周りを受け入れようとする力も育ってきます。
大きく揺れながら育つ思春期、青年期を乗り越えていくうえで、自分のことが好きで愛されている実感、人が好きという気持ちを、乳幼児期にしっかり培っておくことがとても大切なことだと考えます。「異年齢保育の計画と実践」(ひとなる書房)より